他所事ではなかった

先々週の9月27日に六甲山へ行ったっきり、帰ってこない。所属する山岳会のメンバーの一人
2週間が過ぎようとしています。兵庫県警察、消防、我々山岳会会員と上部団体の方々
大勢の人数とヘリコプター捜索を費やしても、発見されません

一人で日帰りで、雨具も持たず、きっと食料もたくさんは持っておられないでしょう
どこか道を分け入った所で、足を滑らせたのではないでしょうか
呼んでも返事のない人を、茂った藪のなかに見つけるのは、とても難しい

3日目、休みを取って捜索に参加しました
前日までの良い天気が、雨となりました
この日から気温も下がるとの予報に、少しでも早く救出したい

たくさん設けられたえん堤（砂防ダム）を越えて、登りました

日曜にまた参加しました
時間の許す仲間は、毎日のように捜索に行き、事務所で会議をし、
臨時総会も持たれました

行方不明の本人は68歳、山岳会に入ってちょうど丸1年
山が面白くて、一人で楽しみに行かれたのでしょう
（所属の部が違い、私は一緒に山行したことはない方です）
とにかく独りでは、なにかあった時、連絡のしようがありません
足を挫いただけでも、命を失うのです
いつもいつも、こんな話を仲間としていたのに、
身近に起ってしまうなんて、、
長い山岳会の歴史でも遭難者は2度目、30年ぶりだそうです
単独行はダメ、日帰りでも装備を充分に、改めて肝に銘じます

公的機関は捜索を打ち切っても、仲間は山行を六甲方面に絞って
無理のない出きる限りで、探し続けています

こうして多くの人が、あなたを探している事、知ってほしい